Doctor column
ドクターコラム
なぜ!?繰り返しできてしまうニキビの解決法を浦和の美容皮膚科医が教えます
なぜ!?繰り返しできてしまうニキビの解決法を浦和の美容皮膚科医が教えます
最終更新日:  公開日:

ニキビのこんなお悩みありませんか!?

「また同じ場所にニキビができてしまった…」
「治ったと思ったら、すぐに新しいニキビができる」
こんな悩みを抱えながら、鏡を見るたびに気分が沈んでしまうことはありませんか?

ニキビは、ただの「肌トラブル」ではありません。繰り返しできることで肌の健康を損ねるだけでなく、自分の顔に自信を持てなくなる原因にもなります。

  • 化粧で隠しても目立ってしまうニキビ跡や赤み。
  • 写真に写る自分の顔を見てショックを受ける日常。
  • 何をしても治らないのでは…という不安

 

ニキビは中高生にできる「青春の象徴」のように昔は見られることもありましたが、仕事や日常生活のストレス、ホルモンバランスの乱れが重なることで、成人になっても思春期の頃とは違った形でニキビが再発することもあります。「清潔にしているつもりなのに」「高い化粧品を使っているのに」「皮膚科に通っても、また繰り返してしまう」。こうした思いは、ニキビに悩む多くの患者様が抱えているものです。

またニキビだからと軽く考えて、自分で潰してしまったという経験がある人も多いと思います。ニキビを無理に潰してしまうと、肌に大きなダメージを与え、以下のような問題を引き起こします。

  • ニキビ跡がクレーターのように残ってしまう
  • 色素沈着が長期間消えない
  • さらに炎症が悪化し、治るのに時間がかかる

 

ニキビは治療を怠ると、一生残る痕となるリスクがあります。深いクレーターや瘢痕になってしまうと令和の美容医療でも完全に治すことは難しいのが現状です。

あきらめないで!多くの方が繰り返すニキビに悩みを抱えています

同じ場所に繰り返しできるニキビに悩む方はとても多く、当院にも多くの患者様がご相談に訪れます。ニキビに悩む方々の心情は、非常に多様で深刻です。以下に、よくあるお悩みをまとめました。

  • 繰り返すニキビへの不安
    「治ったと思ったら、また新しいニキビが…。この繰り返しに終わりはあるの?」
  • 自己処理による悪化の経験
    「気になってつい潰してしまったら、赤みや跡が残ってしまった。どうすれば良かったの?」
  • 生活習慣の見直しによるストレス
    「食生活や睡眠に気をつけているのに、なぜニキビができるの?もうどうすればいいのか分からない。」
  • 周囲の視線や評価への敏感さ
    「人と会うのが億劫になる。肌の状態が悪いと、自信を持てなくて…。」
  • 多くのスキンケアを試しても効果が感じられない焦り
    「色々なスキンケア商品や治療を試したけれど、どれも効果がなくて、もう諦めるしかないの?」
  • 治らない治療ばかり勧められる皮膚科への不信感
    「皮膚科に通っているけど、一向にニキビが改善しない。もうお手上げってこと!?」

 

これらの悩みは、当院にご来院される多くの方が経験しているものです。ニキビは外見だけでなく、心にも大きな影響を与えるため、一人ひとり異なるニキビの原因の究明と適切な治療が必要です。当院では、そんな患者様の声に寄り添いながら、根本的な解決策を提供するために日々治療を行っています。

ニキビの原因を知ろう!

ニキビの治療をする前にまずニキビができるメカニズムを理解しておくことが重要です。ニキビができる原因が分かれば適切な治療法を見つけるのに役立ちます。

ニキビができる原因は①皮脂分泌の増加、②毛穴のつまり、③アクネ菌の増殖の3つが関係しています。以下で一つずつ説明していきます。

原因①:皮脂の分泌が盛んになる

性ホルモンの分泌が思春期に活性化したり、ストレスなどが原因で性ホルモンが過剰になったりすると、毛穴の奥の皮脂腺から皮脂がたくさん分泌されます。女性では男性ホルモンと女性ホルモンのバランスのくずれがニキビの原因の一つとなります。また自己判断での誤った日々のスキンケアによって肌のバリア機能が低下した結果、炎症が起こり皮脂の分泌が過剰になっている人もいます。

 

原因②:毛穴が詰まる

肌の細胞には、一定周期ごとに生まれ変わるターンオーバー機能があります。それが乱れると、毛穴の出口の角層もはがれないでとどまり、厚くなって出口をふさぐようになってしまいます。こうなると皮脂が毛穴の外に出られずに溜まってしまうようになります。この状態を「コメド(面ぽう)」(白ニキビや黒ニキビ)と呼びます。

 

原因③:アクネ菌が増殖する

アクネ菌は誰もが持っている肌の常在菌。毛穴がつまり、皮脂が充満した中で増えていきます。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビができます。コメドの内部は、アクネ菌にとって発育に適した環境になっているので、コメドの中で菌はどんどん増えていきます。増えすぎた菌に対抗するために免疫が働いて炎症が起こり、ニキビは赤く腫れあがっていくのです。

 

原因④:炎症の持続

炎症が繰り返されると、肌の回復力が低下し慢性的なニキビの原因となります。

ニキビは状態によって様々な種類がある!

ニキビの種類は、その状態によりさまざまです。実は、どんな状態かによって呼び方も違うし、治療の仕方も違います。しかも、ひとり患者様の肌には、いろんな状態のニキビが混在しています。ニキビの種類を症状に応じて確認していきましょう。

状態①:マイクロコメド

まだ目に見えてニキビとは分からない段階です。毛穴の出口が狭くなり、皮脂が詰まり始めている状態です。すべてのニキビはこの状態から始まります。

状態②:白ニキビ

皮脂が毛穴に詰まった状態。白い点に見えます。皮膚の内側で毛包が広がり、アクネ菌が少しずつ増え始めます。

状態③:黒ニキビ

白ニキビに比べて毛穴が開き、毛穴周囲のメラニン色素や酸化した皮脂などによって黒く見える状態。黒ニキビは不潔な印象を与えます。

状態④:赤ニキビ

 

コメド(白ニキビと黒ニキビ)が悪化し、炎症が起きている状態。広がった毛包の内部でアクネ菌が活性化しており、自身の免疫細胞(好中球など)の炎症を起こす細胞が産生されています。

状態⑤:黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化し、炎症が激しくなった状態。表面から黄色い膿が見えるため黄ニキビといわれます。アクネ菌が産生したリパーゼが毛包の壁を破壊し、炎症が周囲に広がっていきます。深くまで炎症が及ぶと、クレーター状のニキビ痕ができてしまいます。

ニキビ痕になると完全に元に戻すのは難しい

炎症しているニキビを治療せず放置したり、自分で潰してしまうと、毛穴周囲の組織が破壊されてしまいニキビ痕として残ってしまうことがあります。赤色や茶色の色素沈着が残るもの、クレーターのように凹みとして残るもの、皮膚の表面が盛り上がった状態で残るものなど、ニキビ痕にも様々な種類があります。

特に凹みや盛り上がったニキビ痕ができてしまうと、元の状態に戻すのは非常に困難となります。ニキビ痕の治療としてはレーザーやダーマペン、サブシジョンなどがありますが、どれも治療回数が多く必要になりますし、完全に元通りの肌に戻すのは非常に難しいといわざるを得ません。ですので、ニキビは炎症がひどくなる前の段階で適切な治療を行うことが非常に重要となります。

繰り返すニキビの最適な治療法とは

繰り返すニキビを根本から改善するためには、ニキビの初回段階である毛穴の詰まりを解消し、炎症を抑えることが重要です。当院(BRIGHTS beauty clinic)では、以下の治療を組み合わせて提案しています。

ウーバーピール

ウーバピールとはダーマペン4というペン型の機械を使って肌に微細な穴をあけていき、専用薬剤の「ウーバープロ」を塗布していく新しいピーリング治療法です。ウーバープロには、肌の再生を導くマンデル酸や乳酸など10種類以上の有効成分が配合されています。この施術は肌の再生を促進し、様々な肌悩みの改善に効果が期待できます。

古い角質の除去や皮脂分泌の調整:マンデル酸や乳酸が毛穴と塞ぐ角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進します。また抗炎症作用があり、皮脂の分泌を調整することで新しいニキビの発生を抑えます。

炎症後の色素沈着を改善:コウジ酸などの成分がニキビ痕の赤みや色素沈着を薄くします。

肌全体を滑らかに:ウーバーピールは、肌のキメを整え、滑らかな質感をもたらします。また、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているため、施術後の乾燥を防ぎ、潤いのある肌へ導きます。

べピオローション

ベピオ(過酸化ベンゾイル)ローションは、アクネ菌の殺菌作用と角質剥離作用を持つ外用薬です。ベピオローションは即効性があるため、初期段階のニキビから赤ニキビまで幅広い状態に効果を発揮します。べピオには以前からローションではなくゲル状のものがありましたが、べピオの副作用である乾燥や肌の刺激感がローションの方がマイルドで、尚且つ肌の広範囲に塗布するのも容易なローションタイプを採用しております。

抗生剤

ニキビはアクネ菌という常在菌が原因ですので、抗生剤が有効です。抗生剤には内服するものと外用薬がありますが、長期間使用する場合は副作用の少ない外用薬をおすすめしています。

内服薬(ビタミン剤)

皮脂の分泌をコントロールしたり皮膚炎予防に働くビタミンB群や、皮脂分泌抑制・抗酸化作用・色素沈着改善効果のあるビタミンCの内服をおすすめしています。

ウーバーピールとベピオローションを組み合わせるのが重要!

ニキビは複合的な要因(皮脂分泌の増加、角質の詰まり、アクネ菌の増殖など)が絡み合っているため、一つの治療法や短期的な治療では不十分な結果になることがほとんどです。

日々のスキンケア:べピオローションを用いて毛穴詰まりやアクネ菌の増殖を防ぐことで、ニクリニックで行うウーバーピールが効率的に作用できる環境を整えます。毎日継続的に使用することで新たなニキビの発生を抑えます。

クリニックでのスペシャルケア:ウーバーピールで肌のターンオーバーを促進し、ニキビ後や肌質全体を改善します。ニキビ後や色素沈着を改善します。

べピオローションは日本皮膚科学会が定めるガイドラインでも強く推奨されている薬剤です。ウーバーピールは保険適応になっていない最新技術を用いた治療のためガイドラインには記載されていませんが、ニキビ専門のピーリング治療として世界的にも高い評価を得ています。

実際当院でもべピオなどの保険診療の皮膚科治療で改善しきれなかったニキビが、ウーバーピールと併用することで明らかに改善した、という患者様の声をたくさんいただいております!

症例写真を公開

下の写真の方は当院でウーバーピールと内服・外用の組み合わせ治療をおこなった方です。

この方は当院にご来院される前に、一般皮膚科を受診し治療をしていたいましたが、効果があまりなく治療中断されていました。

施術を重ねるごとに新しくできるニキビが減り、全体的な赤みも落ち着いています。一般皮膚科では治療効果を実感できなかった人がここまで綺麗になるなんて、美容医療はすごいなと思わせてくれる症例です。

他の症例写真を見る

ウーバーピールについてよくある質問

Q1:施術中や施術後の痛みはありますか?

A1:施術中は麻酔クリームを使用するため、痛みはほとんど感じません。施術後に軽い赤みやピリピリ感を感じる場合がありますが、数日以内に落ち着きます。

 

Q2:施術後のダウンタイムはどのくらいですか?

A2:個人差はありますが、通常、施術後1〜3日程度赤みや皮むけが見られます。これは治癒過程の一部であり、時間とともに改善します。

 

Q3: ウーバーピールはどのくらいの頻度で受けるのが良いですか?

A3:一般的には3〜4週間の間隔を開けていただくことをおすすめします。ニキビには継続的は治療が重要ですので5回以上の施術を推奨しています。

 

Q4:施術後に気をつけることはありますか?

A4:以下のことにお気をつけください。

  • 紫外線対策をする(SPF30以上の日焼け止めを使用)
  • 保湿をしっかり行う
  • 刺激の強い化粧品の使用を控える
  • 強い摩擦やこすり洗いを避ける

 

Q5:ウーバーピールは他の治療と併用できますか。

A5:はい。例えば、べピオローションや内服薬などと併用することで、ニキビに対してより高い効果が期待できます。ニキビ治療はクリニックでの施術だけでなく、ホームケアや生活習慣の改善も極めて重要となります。医師と相談しながら、最適な治療計画を立てることをおすすめします。

施術価格とお問い合わせ

べピオローションとウーバーピールの組み合わせは、ニキビそのものの改善ニキビ跡や肌質の改善を同時に叶える、非常に効果的な治療法です。これにより、短期的な満足感と長期的な肌の健康を手に入れることができます。

当院ではウーバピール1回38,500円(税込)で提供しております(麻酔代別途)。また麻酔と施術の効果を高めるパックがセットになったお得な5回コースのご用意もありますので、本気でニキビを改善したい方にはコースもおすすめです。

最後までコラムを読んで頂き、誠にありがとうございました。

繰り返しできるニキビやニキビ跡に悩んでいる方は、ぜひ一度当院でこの治療法を試してみてください。あなたの肌に最適なプランを提案いたします。

当院ではWEB予約や電話予約の他にも、公式LINEからのご予約に対応しております。

 

下のボタンから当院公式LINEのお友達追加ができますのでぜひご登録よろしくお願いいたします!週に1回程度、知ってるとお得な美容情報が届きます。またLINEからカウンセリング予約もできますので大変便利です!

友だち追加

 

また本記事の他にも皆様の美をサポートする記事を定期的に配信しています。

別記事は、こちらからどうぞ!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

BRIGHTS beauty clinic【ブライツ美容クリニック】
tel:048-767-5900
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目4−12 Crobis浦和 5F
院長:今村直樹【美容外科専門医】
診療時間:10時〜19時
休診日:不定休(土日祝日も診療しております)
駐車場はございません。近隣のコインパーキングをお使いいただくか公共交通機関をご利用ください。

pagetop