ボディの美容メニューで大人気の豊胸術。豊胸術には大きく分けるとヒアルロン酸注入、脂肪注入、シリコンバッグ豊胸の3種類があります。(マイナーなものだと、血液成分を用いた豊胸、生理食塩水を用いた豊胸、アクリルアミドジェルを用いた豊胸もありますが、これらは現在やっているクリニックがほとんどないため割愛します)
「胸を大きくしたい」という女性は多いですが、どの方法を選んだら良いのか分からない方も多いと思います。美容外科専門医が詳しく解説していますので、同じ悩みを持つ方はぜひこのコラムをお読み下さい!
目次
まず初めに
当院では初めての豊胸術をお考えの方、尚且つどの方法を選んだら良いか迷っている方には、断然ヒアルロン酸豊胸をオススメします。もちろんどの方法にもメリット・デメリットが存在しますので、シリコンバッグ豊胸や脂肪注入よる豊胸を否定しているわけではありません。
「私はいろいろ調べた結果、シリコンバッグ(または脂肪注入)豊胸を選ぶんだ!」という方は、どうぞその方法を選んでください。どちらも良い方法ですから。このコラムでは3つのやり方をどれも経験している美容外科専門医の私が、なぜヒアルロン酸豊胸推しなのかを10個の理由とともに詳しく解説していきます。
①ダウンタイム(痛みや腫れなどが落ち着くまでの期間)が圧倒的に短い
私がヒアルロン酸豊胸を推す一番の理由がダウンタイムの短さです。ヒアルロン酸は注射で入れてく方法なので痛みが少なく、翌日から仕事している方も実際にいるくらいです。痛みは平均的には2-3日程度で落ち着くことが多いです。それに痛みの程度も他の方法に比べて軽いです。痛い思いをしたい方なんてこの世にいないと思いますので、ダウンタイムが短いというのは絶対的な正義です。
シリコンバッグ豊胸も今まで数多く担当しましたが、2週間〜1ヶ月程度は痛かったということが多いです。シリコンバッグでは挿入するシリコンの大きさや、挿入部位(乳腺下か大胸筋下。大胸筋下の方が痛い)によって異なりますが、いずれも術後はかなり痛いです。
脂肪注入は胸に脂肪を注射していくので、「胸の痛みや腫れ」自体はヒアルロン酸豊胸をした時と似たような経過になります。但し、注入するための脂肪を大腿や腹部、腕などから大量に脂肪吸引する必要があり、そちらのダウンタイムが長いです。脂肪吸引後の拘縮(吸引部位が硬くなったりひきつれたりする現象)は数ヶ月単位で続きます。痩せ型の方の場合、そもそも脂肪注入豊胸自体が適応とならないこともあるでしょう。
②傷が小さい
当院でヒアルロン酸豊胸をする場合、傷の大きさは3mmほどです。それもあまり目立たないワキの前か、乳房下縁に傷の位置を設定します。このくらい小さい傷ですと治りも早く時間が経てばほとんど分からなくなります。
シリコンバッグ豊胸での傷は約40mmほどになります。いくらワキの皺に一致させた傷にすると言っても、このくらいの大きさの傷だとそこそこ目立ちます。またワキは腕の上げ下ろしの際に負荷がかかる部位でもあり、傷が赤く盛り上がった肥厚性瘢痕になってしまうこともあります。
③局所麻酔だけでできるので身体への負担が圧倒的に少ない
ヒアルロン酸豊胸は、局所麻酔(胸への麻酔注射)だけで手術を行えるので、シリコンバッグや脂肪注入に比べて身体への負担が圧倒的に少ないです。シリコンバッグや脂肪注入(脂肪吸引含む)の場合、手術中の痛みが強いため基本的に全身麻酔や硬膜外麻酔をかけた状態で行うことがほとんどです。過去には全身麻酔による死亡事故の報告もあります。また全身麻酔や硬膜外麻酔は体への負担も大きく、術後に吐き気や頭痛に悩まされる方も多いです。局所麻酔だけで手術を行えるというのは明確なメリットです。
④注入量を細かく決めることができる
当院では基本的に両胸100cずつ(片胸だと50ccずつ)量を増やしていくことが可能ですが、ご要望があればもっと細かく注入量を調節することも可能です。また一度に大量に注入することもでき、出産・授乳を経てお胸の皮膚に余裕がある方などは両胸400ccまで入れることができます。400cc入れれば約2-2.5カップ分ボリュームアップします。
シリコンバッグの場合、挿入するバッグの大きさは、そのクリニックが取り扱っているバッグの在庫に依存しますし、そもそもバッグの規格自体も数十cc毎なのでそこまで細かく大きさを調整することは難しいため大体の予想で挿入するバッグを決めていきます。
脂肪注入の場合は、注入量を調整できますが、そのためにはたくさん脂肪吸引しないといけなかったり、一度にたくさん注入しすぎても脂肪がシコリになったり石灰化を起こす原因にもなるので、ヒアルロン酸に比べると注入量の自由度は低いです。また一度に注入した脂肪の約半分はすぐに吸収されてしまうため完成の予想が難しい術式でもあります。
⑤術中・術後のリスクや合併症の頻度が少ない
幸福を追求する美容医療ですが、起こる頻度は低いとはいえ一定のリスクは存在します。今まで約10年間様々な美容クリニックに携わってきましたが、豊胸術において一番安全なのはヒアルロン酸豊胸であると断言できます。今までヒアルロン酸豊胸で経験した合併症として多いのはシコリや感染です。これらも起こると嫌な合併症ではありますが、シコリの場合はヒアルロン酸溶解剤を注射して溶かしたり、感染が起こった場合は抗生剤を投与するなどして比較的容易に対応できます。
それに対して、シリコンバッグや脂肪注入の場合は重い合併症というのもたくさん見てきました。まずこの二つでは全身麻酔に伴う事故が年に数件報告されており、最悪の場合死亡事故につながる恐れもあります。知り合いのドクターの例ですが、シリコンバッグの手術中に出血多量で救急搬送されたり、脂肪吸引での死亡事故や皮膚壊死というのも見聞きしておりました。もちろんこれらの合併症が起こる頻度は低いのですが、そもそもヒアルロン酸注入ではこのような重篤な合併症はほぼ起こらないですので、安全性は高いと言って良いのではないかと思います。
⑥やり直しや追加注入が容易
ヒアルロン酸の場合、術後に「もっと大きくしたいな」と思ったり、「イメージと違ったから元の胸に戻したいな」と思ったとしても、追加注入したりヒアルロン酸溶解剤を注射すれば良いので、やり直しは容易です。美容医療、特に豊胸術の場合は年齢に伴うライフステージの変化で胸の大きさを変えたいというのはよく起こることです。再施術や簡単に元の胸に戻せるというのは大きなアドバンテージになります。
シリコンバッグでは、その都度全身麻酔して皮膚を切って、となると身体への負担も大きいです。
脂肪注入の場合、注入した脂肪の約半分はすぐに吸収されてしまいますから、理想の大きさにするには2-3回手術を行う必要があり、これも身体への負担は相当なものです。しかもヒアルロン酸やシリコンバッグのように溶かしたり除去したりもできないため、元の胸に戻すのは非常に難しいです。
⑦乳がん検診なども通常どおり可能
ヒアルロン酸豊胸では、超音波やマンモグラフィーなどの乳がん検診は通常どおり受けることが可能です。シリコンバッグではマンモグラフィーはバッグが破損する可能性があるため受けることができません。
⑧ヒアルロン酸の品質が年々良くなってきている
これは約10年間美容医療に携わってきた私が肌で実感したものです。私が美容外科医なったばかりの頃に豊胸に使われていたヒアルロン酸製剤は触り心地が硬く、シコリになってしまうことが多くありました。特に何回も追加注入している方ではカチコチの胸になっている人も多くいました。この10年の間にたくさんのヒアルロン酸製剤が各国から発売されてきましたが、年々品質が良くなってきています。「より触り心地が自然で、よりシコリになりづらく、より長持ちする」ようになってきています。当院で採用しているヒアルロン酸製剤もたくさんの製剤を比較検討した上でたどり着いたものです。もし今後、今取り扱っているより良い製剤が出て来ればもちろんアップデートしていきます。
⑨仰向けになった時の形が自然
ある程度ボリュームのある胸の場合、仰向けになると外側に流れるように胸が動くのが通常です。ただ、シリコンバッグ(特に大胸筋下に挿入された場合)は仰向けになってもほとんど動かず、不自然となることが多いです。その点ヒアルロン酸の場合は通常の乳腺と同じような動きをしますのでかなり自然に見えます。また痩せ型の方が大きいシリコンバッグを挿入した場合、バッグの形がバレバレになってしますこともあります。
⑩費用が安い(ことが多い)
費用に関しては大体の目安としてシリコンバッグが80-150万(高いクリニックだと200万以上のところも!)、脂肪注入も1回100万程度が大体の相場でしょうか。ホームページに書いてある豊胸自体の金額は安くても、全身麻酔代や脂肪吸引代、術後の固定代金を含めるとこのくらい高額になりがちです。脂肪注入で何回か繰り返す場合はさらに高額になるケースもあります。
それに比べて当院のヒアルロン酸注入の場合だと、100ccで33万円から始められるので、リーズナブルな金額設定になっています。モニター制度を使っていただくと、さらに1ccあたりの金額はお得になります。
まとめると、こんな人にヒアルロン酸豊胸はオススメ!
以上に書いたようにヒアルロン酸豊胸のメリットはたくさんありますが、ダウンタイムが短くリスクも少なく費用が安いというのが大きなメリットです。
仕事があまり休めない、痛い治療は嫌だ、まずは手軽な方法から始めてみたい、という方々に大変オススメできる施術となっています。
どんな人がシリコンバッグ豊胸を選ぶべきなの?
ではシリコンバッグを選ぶべき人とはどのような人でしょうか。まとめると、まとまったダウンタイムを受け入れてでも、一生モノの胸が欲しい方はシリコンバッグが良いでしょう(ただ10年以上経つとバッグが劣化してくるので抜去する方も多いです)。さらに「痩せ型だけど胸はたくさん(目安2〜3カップ以上)大きくしたい」などの方はシリコンバッグがオススメです。
どんな人が脂肪注入豊胸を選ぶべきなの?
「絶対に異物を入れるのが嫌!だけど胸は大きくしたい」という人は脂肪注入しか選択肢がないでしょう。ただし、ある程度大きくするには2-3回に分けて注入する必要がありますし、脂肪吸引も必ずセットでしなければいけないことに注意が必要です。
症例写真を全方位から公開!
最後に当院でヒアルロン酸豊胸を施術されたモニター様の症例写真をお見せいたします。
施術直後からキレイな胸になり、術後の痛みも少なかったと大変ご満足いただけました!胸のヒアルロン酸注入はただヒアルロン酸を入れるだけでは、製剤が上に移動してしまい、大胸筋が大きくなったような不自然な胸になりがちです。私はシリコンバッグ豊胸の経験も豊富で、その際の乳腺科の剥離技術がヒアルロン酸注入にも応用されていますので、キレイな形の胸を作ることが可能です。
【施術名】
ヒアルロン酸豊胸
【施術の説明】
胸(乳腺下)にヒアルロン酸を注入してバストアップする施術
【副作用・リスク】
腫れ・痛み:2日〜1週間程度
傷跡(針穴)1週間程度
内出血:稀だが出ると1-2週間
リスク:左右差、しこり、感染
【施術の価格】
100cc:330,000円(税込)
お得なモニター制度あり
最後に
私は日本美容外科学会認定の美容外科専門医を取得しており、ヒアルロン酸豊胸の治療経験も豊富ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひ当院へご来院いただければと思います。
当院では電話予約(048-767-5900)の他にも、このホームページの右上にある「WEB予約ボタン」や公式LINEからのご予約に対応しております。
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最後までお読みいただきありがとうございました!