なかなか女性同士であっても他人には相談しづらい女性器のお悩み。またデリケートな部分のため、他の人と比べる機会がなく自分が普通かどうかも分からなくて困っている人も多いと思います。このコラムでは女性器の役割から当院の婦人科形成術まで、美容外科専門医が解説しておりますのでご興味のある方はぜひ最後までお読みください。
目次
婦人科形成とは?
婦人科形成とは、主に女性器の見た目・機能を改善する施術のことです。当院では「小陰唇縮小術」、「クリトリス包茎」、「副皮除去」の3種類の手術を行なっております。
小陰唇とは何のためにあるの?
小陰唇は、大陰唇(陰部の外側)の内側にあるヒダの部分で、尿道口や膣を保護する働きがあります。人間の身体はほとんどの部分でほぼ左右対称にできていますが、小陰唇は特に病気でなくても左右差が起こりやすい部分です。小陰唇は、人によって形や大きさも違いますので、何が正常で、どこからが肥大しているかという明確な基準はありません。一般的に、大陰唇から小陰唇がやや露出する程度なら正常の大きさですが、大きくはみ出し、下着に擦れて痛い場合は大きすぎるといえます。
自分の小陰唇が大きいのかセルフチェック
①左右の小陰唇をぴったりくっつける→②その状態で軽くつまみながら引っ張る→③ぱっと手を離す
上記の方法をやってみて、すぐに開く方は特に大きいわけではないでしょう。一方でくっついたままの方は小陰唇が大きい可能性があります。気になる場合は医師に相談しましょう。
小陰唇が大きいとどうなる?
①デリケートゾーンの菌の繁殖
膣周辺は、恥垢(分泌物の腐敗した垢)が付着しやすい部分であり、小陰唇が肥大していると大陰唇との間に溜まりやすいためこまめにケアする必要があります。菌が繁殖すると痛みやかゆみ、臭いの原因となりかねません。毎日お風呂で優しく洗ったり、下着を綺麗なものに定期的に取り換えたりなど気を付けましょう。特に生理中は、長時間生理用品を使用すると雑菌が繁殖しやすいため注意が必要です。
②痛みや違和感
「座っている時に当たる感じがする」「自転車に乗るときに痛い」など、普段の生活に支障がでる方もいます。また、下着に小陰唇が食い込んだりタイトなズボンを履くと痛いと感じるケースも。自分にしかわからない部分ですが、毎回のこととなるとストレスになってしまいます。締め付けのない衣服を選んだり、小陰唇周辺に負担のない生活を心掛けるようにしましょう。
③小陰唇の黒ずみ
小陰唇が大きいと、下着との摩擦が増えるため色素沈着が起こり黒ずみやすくなったり、小陰唇の見える範囲が広いため黒ずみが目立つ場合があります。見た目の印象が良くないので、コンプレックスを抱えてしまうケースもあるのです。特に下着は、肌に優しい素材のものを選び摩擦が少ないように工夫しましょう。
④他人やパートナーの目が気になる
Tバックだと小陰唇がはみ出てしまうため着たいけど諦めている、水着を着ると不安で海やプールに行けない、人に大きいと思われたら嫌なので温泉に行けない、など楽しみを制限している方もいます。また、スポーツジムやエステに行くのを躊躇したり、パートナーにどう思われるか気になって消極的になってしまう原因となるのです。気にしすぎないのが大切ですが、着るものをゆったりとしたものにしたり着替えなどの際に人と一緒にならない店舗を選んだりしましょう。
⑤排尿しにくい
小陰唇が大きいと、尿が真っすぐに出なかったり曲がったりする場合があるため、飛び散って排尿しにくいという悩みを抱えている方がいます。また、小陰唇周辺に飛び散った尿は綺麗にふき取りにくいため、菌の繁殖を招く可能性があります。極度の排尿障害があれば小陰唇縮小手術を検討しましょう。
副皮とは?
副皮(ふくひ)とは、小陰唇と大陰唇の間にあるヒダ状の皮膚です。副皮という名称は、この名称は解剖学的な正式名称ではなく、いわゆる俗称です。小陰唇と区別がつきにくいため、混同されている場合も多くあります。また、副皮はすべての人の女性器にあるわけではなく、全く無い方や2重・3重にある方、片方だけある方など、個人差が大きいことが特徴です。ヒダの間に汚れや垢がたまりやすいため、臭いや炎症の原因となる場合があります。副皮は見た目のバランスにも大きく影響しますので、コンプレックスになっている方もいます。経験上、副皮が大きい人は小陰唇も大きい傾向があります。そのため、副皮除去手術が単独で行われることはあまりなく、小陰唇縮小術とセットで行うことが多いです。
陰核包茎(クリトリス包茎)とは?
陰核(クリトリス)は、女性器の小陰唇の上部にある突起状の器官です。普段は包皮と呼ばれる皮膚で覆われており、陰核は性的な刺激によって露出します。普段から陰核がでている方や、手で包皮をむけば陰核がみえる方など、包皮の大きさや厚さには、個人差があります。刺激を受けても陰核がみえない方や、手で包皮がむけない方は、陰核包茎であるといえます。陰核包茎は、恥垢(アカ)が溜まりやすく、普段の生活で匂いが気になったり、パートナーに匂いを指摘されたりして、ストレスに感じている方も多いです。ポケット状の厚い包皮の汚れは落としにくく、そのまま放置すると炎症を起こしてしまう場合もあります。女性の陰核は、性的な刺激を受ける役割がある器官です。しかし包皮が必要以上に厚く覆われていると、刺激を受けづらく性交渉を楽しめない場合もあります。性交渉に積極的になれずセックスレスになるなど、不感症に悩まされる方も多いです。
陰核包茎には、仮性と真性の2種類があります。仮性陰核包茎は、手で包皮をむけば陰核がみえる状態のことをいいます。真性陰核包茎は、手で包皮がむけず、陰核がまったく露出しない状態です。陰核包茎の原因は、先天的なものがほとんどです。匂いや不感症の原因となる陰核包茎は、陰核包茎術という施術で解消できます。陰核包茎術は、余分な包皮を切除することで陰核をほどよく露出させる方法です。これにより、包皮のポケットが浅くなり、汚れが溜まりにくくなり、感度アップも期待できます。また、陰核の包皮と小陰唇は、つながっています。そのため小陰唇が肥大している人は皮が厚く、陰核包茎である傾向が多いです。そのため、小陰唇縮小術とセットで行われることが多いです。
当院で婦人科形成を受ける理由は様々
婦人科形成の手術を受けられる方の動機は様々です。ニオイが気になるというかたや、パートナーに大きさを指摘された方、左右差が気になる方、VIO脱毛後に気になり始めたという人も多いです。最近テレビなどで「介護脱毛」というワードを耳にするようになりましたが、将来の介護される場合に備えて清潔感を持っておきたい!という方もいらっしゃいます。
当院の婦人科形成術の実際の流れ
①カウンセリング・診察
まず、カウンセラーが現在のお悩みや既往歴(病気の治療歴、薬のアレルギーなど)をお伺いします。その後医師の診察を行い、術式の決定、術後の注意点をご説明いたします。婦人科形成の手術は基本的に局所麻酔で行いますが、ご希望があれば静脈麻酔を使用して眠った状態で手術を行うことも可能です。
②同意書記入、お会計
医師の診察やご料金にご納得いただけましたら、同意書記入、お会計となります。
③手術室入室、消毒
お会計が終わりましたら、看護師が手術室までご案内いたします。その後、消毒等の手術の準備を行なっていきます。また術後に飲んでいただくお薬の説明もこの時に行っていきます。
④手術
消毒が終わったら、手術を始めていきます。婦人科形成の中でも一番手術件数の多い小陰唇縮小術で手術時間30分前後、副皮除去や陰核包茎の手術をセットで行ったとしても合計60分ほどの手術となります。
⑤止血確認、ご帰宅
手術が終わりましたら、しばらくお部屋で休んでいただき、出血が治まっているかを確認したのちご帰宅となります。スムーズに行けば①〜⑤まで合わせて 2時間前後で終わります。
他院で外縫いしない婦人科形成術があるみたいだけど実際どうなの?
他院で「縫い糸が見えない婦人科形成」というのをウリにして、なおかつ金額を外側を縫うやり方よりも高額にしているクリニックがあります。どういう術式なのかというと、余分な組織を除去するのは通常のやり方通りなのですが、内側を溶けて吸収される糸で縫い合わせ、外側を医療用のボンドで簡易的に接着させるというやり方です。正直、これは当院の考えとしては全くオススメできないやり方です。理由としては、女性器は摩擦などの外的刺激を受けやすい部分で「しっかり縫合しないと創部離解(傷が開くこと)しやすい」ということ、「粘膜なので治りが早く、外側をしっかりと縫合したとしても縫い跡が残りづらい」という2点があげられます。そのため当院では2種類の吸収糸を用いて内側と外側を丁寧に縫合するやり方を行なっています。
美容外科専門医である私個人の意見としては、「抜糸不要の婦人科形成術は、単なるアップセル(手術代金を吊り上げる)目的の術式で、尚且つ縫合という大事な作業を手抜きしている」と言わざるを得ません。婦人科形成分野においては縫合することのメリットはあってもデメリットはほとんどありませんので、これをお読みの皆様はぜひ外側を縫合するプランを選んでいただければと思います。もちろん当院では縫合するプランしかメニューにありませんのでご安心ください。
BRIGHTS beauty clinic の婦人科形成術の5つの特徴
①美容外科専門医の技術
婦人科形成の手術を一番行なっているのは、婦人科医でも形成外科医でもありません。美容外科医です。当院の今村院長は美容外科専門医を取得しており、豊富な経験を積んでおります。傷跡を目立たなくする技術やデザインのポイントを熟知しており、最適な縫合糸を用いて丁寧に縫合することにより傷跡の最大限きれいにし自然な仕上がりを目指しています。
②麻酔へのこだわりで痛みに徹底配慮、術後の鎮痛薬も万全
手術には痛みの少ない局所麻酔が無料でついておりますが、オプションで局所麻酔前に行う表面麻酔(クリームを塗布する麻酔)を選ぶこともできます。また、「怖いので寝た状態で手術を行いたい」というご要望お応えして静脈麻酔をかけながらの手術にも対応しています。また。婦人科形成の手術は術後麻酔が切れた時の痛みが強い傾向があります。術後の鎮痛薬は強力なものを無料でお付けしております。
③診察・手術時には必ず女性スタッフ同席で安心
当院では男性の今村院長が手術を担当しますが、診察時や手術時には必ず女性スタッフが同席いたしますので安心です。
④安心の保証制度
当院では全ての施術で、施術後の再診は無料です。また施術後、当院での施術が原因で起こったと考えられる何らかのトラブルが生じた際の治療費はいただいておりません。術後のアフターフォローも安心してお任せください。
⑤完全予約制でプライバシーに配慮
当院は完全予約制であり、なるべく他の患者様と重複しないような予約の取り方をしております。また治療内容のプライバシーには細心の注意を払っております。
最後に
私は日本美容外科学会認定の美容外科専門医を取得しており、婦人科形成の治療経験も豊富ですので、ご興味を持って頂いた方はぜひ当院へご来院いただければと思います。
当院では電話予約(048-767-5900)の他にも、このホームページの右上にある「WEB予約ボタン」や公式LINEからのご予約に対応しております。
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最後までお読みいただきありがとうございました!